コラム

共同配送が失敗する会社、成功する会社の違い

共同配送は、物流効率化の有効な手段として注目されています。

複数の荷主が配送を共同化することで、積載効率を高め、車両台数を減らし、物流コストやCO2排出量の削減につなげる考え方です。

理論上は非常に合理的です。しかし、実際には共同配送がうまく進まないケースも少なくありません。

なぜ共同配送は失敗するのでしょうか。

よくある理由は、物量データが整理されていない、配送先や納品条件が合わない、荷姿が標準化されていない、時間指定が厳しすぎる、コスト配分のルールが曖昧、誰が全体を管理するのか決まっていない、といったものです。

共同配送は、単に一緒に運ぶことではありません。物流条件を合わせ、運用ルールを決め、費用と効果を公平に配分する仕組みです。

成功する共同配送には条件があります。

1つ目は、配送データが整っていることです。配送先、物量、頻度、時間指定、車格、荷姿が分からなければ、共同化の可能性は判断できません。

2つ目は、条件の標準化です。納品時間、荷姿、リードタイム、検品方法などがバラバラのままでは、共同配送は成立しにくくなります。

3つ目は、メリット配分の設計です。共同配送によって誰がどれだけ得をするのか、費用をどう配分するのかを最初に決める必要があります。

4つ目は、運用管理者の存在です。共同配送は、参加企業同士の善意だけでは続きません。全体を見て調整する機能が必要です。

ロジエンスでは、共同配送の可能性を感覚ではなくデータで判断します。配送エリア、物量、車格、積載効率、納品条件を分析し、実現可能な共同配送モデルを設計します。

共同配送は、成功すれば大きな効果が期待できます。ただし、始め方を間違えると、調整コストばかりが増えてしまいます。