コラム

31.下期物流予算は「前年踏襲」から脱却する|変動要因で組み立て、PDCAで精度を高める

中堅荷主の下期物流予算は「前年踏襲」ではなく「変動要因別」に組む 中堅荷主企業では、下期の物流予算を策定する際、上期の実績や前年の数値をベースに、インフレや賃上げ分を加味して「前年踏襲+α」で設定するケースが少なくありま […]

30.中堅荷主の物流改革は「優先順位」で決まる|重点テーマを絞り、1年で成果を出す進め方

中堅荷主ほど「すべてを変える物流改革」は難しい 売上高100億〜300億円規模の中堅荷主では、事業の成長とともに取扱量が増え、物流の重要性が高まる一方、物流専任の組織や十分なリソースを確保できていないケースも少なくありま […]

29.人手不足を乗り越える物流改革 ― 採用だけに頼らない3つの打ち手-

物流会社の人手不足対策は「採用」だけでなく「標準化・省人化・荷主協働」で解決する 物流業界では、人手不足が深刻な経営課題となっています。多くの企業では、人が足りなくなると「採用を増やす」「求人条件を改善する」といった対応 […]

28.物流会社の値上げ提案は「価格交渉」ではなく「物流改善提案」である

物流会社の値上げは「お願い」ではなく「再設計の提案」として進めるべきである 燃料費や人件費の高騰、ドライバー不足などを背景に、多くの物流会社が運賃改定を検討しています。しかし、「原価が上がったので値上げしてください」とい […]

27.3PLは「作業委託」から「経営課題を解くパートナー」へ進化すべき理由

3PLは「物流を動かす会社」から「物流を変える会社」へ 従来の3PL事業者は、倉庫業務や輸配送を正確かつ安定して実行することが主な役割でした。出荷リードタイムや配送品質などのKPIを満たし、「作業を確実に任せられる会社」 […]

26.物流改革を定着させる推進体制とロードマップ

物流改革を定着させるには、“施策”より”推進体制と巻き込み設計”が重要 物流改革では、新しいシステムの導入や物流ネットワークの見直し、コスト削減施策など、さまざまな改善策が検討されます。しかし、優れた施策を実行しても、改 […]

25.物流KPIは『数字』ではなく、経営と現場をつなぐ共通言語

物流KPIは「計測」ではなく、「経営と現場をつなぐ仕組み」として設計する 多くの企業では、物流KPIを定期的に収集・報告しているものの、その数値が経営判断や現場改善に十分活用されていないケースが少なくありません。指標が増 […]

24.物流投資判断のフレーム

物流投資案件は「下期予算」と「中長期計画」の両輪で判断する 物流投資は、現場で必要性を感じたタイミングで個別に判断するだけでは、企業全体の最適化にはつながりません。特に下期予算を検討する時期には、目の前の課題への対応だけ […]

23.納品サービスは顧客価値に応じて最適化する

納品サービスの高さが、顧客価値ではなく物流赤字を生むことがある 物流現場では、翌日配送、時間指定、毎日納品、緊急出荷など、高い納品サービスが長年維持されているケースがあります。 もちろん、本当に必要なサービスもあります。 […]

22.利益を生まない顧客は「物流条件」に原因がある

利益を生まない顧客は、売上ではなく「物流条件」に原因がある 顧客別の売上や粗利を見ると、売上規模の大きい顧客ほど「重要顧客」と判断しがちです。しかし、物流の現場では売上が大きいからといって、必ずしも利益が残るとは限りませ […]

21.物流費率と物流原価の違い

物流費率が下がっていても、物流改善とは限らない理由 物流改善を評価する際、「物流費率が下がった」「前年より物流コストの売上比率が改善した」といった指標がよく使われます。もちろん、売上に対する物流費の割合を確認することは重 […]

20.物流改善の成果は、経営数字で語るべき理由

物流改善の成果は、現場だけでなく経営数字で語るべき理由 物流改善では、「作業時間を短縮した」「作業人数を削減した」「積載率を向上させた」といった現場での成果が生まれることがあります。しかし、それだけでは経営層に改善の価値 […]

19.物流の属人化は会社の設計問題

物流の属人化は、ベテランの問題ではなく会社の設計問題 物流現場では、長年の経験を持つベテラン社員によって、日々の業務が支えられているケースが少なくありません。 豊富な知識や判断力は大きな強みです。しかし、その経験が特定の […]

18.在庫が多い会社ほど物流費が高くなる理由

在庫が多い会社ほど、物流費は高くなる 在庫は、欠品を防ぐための大切な経営資産です。しかし、必要以上に在庫を抱えることで、物流費は想像以上に増えていきます。 多くの企業では保管料に目が向きがちですが、実際には在庫の増加は保 […]

17.物流契約の曖昧さが生むリスク

物流契約の曖昧さが、追加費用とトラブルを生む 物流業務では、見積書や長年の慣習だけで運用が続いているケースが少なくありません。 「昔からこのやり方で進めている」「現場同士で分かっている」という状態は、一見すると柔軟に見え […]

16.運送会社はパートナーで選ぶ

運送会社との関係は「価格」ではなく「パートナー」で築く 物流コストの見直しというと、まず運賃の値下げ交渉を思い浮かべる企業は少なくありません。 しかし、物流を安定的に運営するためには、価格だけで委託先を評価する時代ではな […]

15.物流改善は優先順位で決まる

物流改善は「優先順位」で決まる 物流改善が進まない会社ほど、「課題が多すぎて何から手を付ければいいか分からない」という状況に陥っています。 しかし、本当の問題は課題の数ではありません。改善の優先順位が決まっていないことで […]

14.配送ルート改善の考え方

配送ルートの見直しは、「距離」より「密度」で考える 配送ルートを改善する際、「走行距離を短くすること」を目標にする企業は少なくありません。 しかし、物流コストや配送効率を左右するのは距離だけではありません。配送先の密度や […]

13.倉庫改善は現状分析から

倉庫改善はレイアウト変更から始めてはいけない 倉庫改善というと、「ラックを増やす」「レイアウトを変える」といった取り組みを思い浮かべる企業は少なくありません。 しかし、本当に改善すべき課題は、レイアウトではなく在庫や出荷 […]

12.物流部門がなくても物流改革はできる

物流部門がない会社ほど、物流改革の余地は大きい 中堅企業では、物流専任の部署を持たず、営業や工場、総務などが物流業務を兼任しているケースが少なくありません。 一見すると問題なく運営できているように見えますが、物流全体を管 […]

11.物流費は「運賃」ではなく「物流条件」で決まる

物流費が上がっている本当の理由は、運賃単価ではなく「物流条件」にある 物流費が上がったとき、多くの企業が最初に目を向けるのは「運賃単価」です。 「運送会社が値上げしたのではないか。」「もっと安い会社へ切り替えられないか。 […]

10.物流DXの順序-業務設計が先-

物流DXが失敗する会社は、システム導入から始めている 物流DXという言葉は、多くの企業で使われるようになりました。 TMSを入れたい。WMSを刷新したい。配車を自動化したい。BIで見える化したい。AIを活用したい。 こう […]

09.積載率の落とし穴-車格・重量・条件-

積載率を上げても物流コストが下がらない理由 物流改善の代表的な指標として、積載率があります。車両にどれだけ積めているかを把握することは重要です。積載率が低ければ、車両台数が増え、物流コストも上がりやすくなります。しかし、 […]

08.配送網の再設計-幹線・支線・拠点-

配送網を見直すだけで、なぜ物流コストは大きく変わるのか 物流コストを考えるとき、多くの企業は運賃単価や倉庫費用に注目します。しかし、物流費に大きな影響を与えているのは、単価だけではありません。配送網そのものです。どこから […]

07.値上げ要請の見方-妥当性と代替案-

配送網を見直すだけで、なぜ物流コストは大きく変わるのか 物流コストを考えるとき、多くの企業は運賃単価や倉庫費用に注目します。 しかし、物流費に大きな影響を与えているのは、単価だけではありません。配送網そのものです。 どこ […]

06.共同配送の成否-データとルール-

共同配送が失敗する会社、成功する会社の違い 共同配送は、物流効率化の有効な手段として注目されています。 複数の荷主が配送を共同化することで、積載効率を高め、車両台数を減らし、物流コストやCO2排出量の削減につなげる考え方 […]

05.4PLとは何か-3PLとの違い-

4PLとは、物流業務そのものを担うだけでなく、物流全体を設計し、管理し、改善する機能を持つ存在です。 3PLという言葉は、物流業界で広く知られるようになりました。倉庫運営、輸配送、荷役、流通加工などを外部の物流会社に委託 […]

04.見える化すべき数字-5つのKPI-

物流コストを削減したいという相談は、多くの企業に共通しています しかし、実際に確認してみると、物流費の総額は分かっていても、どこに改善余地があるのか分からないケースが少なくありません。物流費は年間でいくらか。前年より何パ […]

03.CLOと物流ガバナンス-役職より仕組み-

CLOを置くだけでは物流は変わらない。必要なのは物流ガバナンスである 物流を経営課題として捉える企業が増えています。その流れの中で、CLO、つまり物流統括管理者への関心も高まっています。物流責任者を明確にすることは重要で […]

02.2024年問題の本質-荷主側の設計不足-

物流2024年問題の本質は、ドライバー不足ではなく「荷主側の設計不足」である。 物流2024年問題という言葉は、多くの企業で認識されるようになりました。ドライバーの労働時間規制により、これまで通りの輸送が難しくなる。運送 […]

01.運賃だけを見ない-物流費の構造分解-

物流コストが高い会社ほど、実は「運賃」だけを見ている。物流コストを下げたいと考えたとき、多くの企業はまず運賃単価に目を向けます。 「この運賃は高いのではないか」「もっと安い運送会社に切り替えられないか」「値上げ要請をどこ […]