コラム


配送網を見直すだけで、なぜ物流コストは大きく変わるのか


物流コストを考えるとき、多くの企業は運賃単価や倉庫費用に注目します。
しかし、物流費に大きな影響を与えているのは、単価だけではありません。配送網そのものです。
どこから出荷するのか。どのエリアをどの拠点が担当するのか。幹線輸送と支線配送をどう分けるのか。在庫をどこに持つのか。どの車格でどのルートを運ぶのか。
これらの設計が、物流コストを大きく左右します。


たとえば、倉庫賃料が安いという理由だけで拠点を選んでも、配送距離が伸びれば輸送費は上がります。拠点数を減らせば在庫や固定費は下がる可能性がありますが、配送距離やリードタイムは悪化するかもしれません。逆に拠点を増やせば配送距離は短くなりますが、在庫分散や倉庫固定費が増える可能性があります。


つまり、拠点配置は単純な正解がありません。事業特性、納品条件、物量、在庫方針、車両確保、作業体制を踏まえて判断する必要があります。


配送網見直しで重要なのは、現状の物流を地図上で眺めることではありません。物量、配送先、頻度、車格、コスト、リードタイムを組み合わせて、総物流費で判断することです。
また、幹線輸送と支線配送を分けて考えることも重要です。長距離をまとめて動かす部分と、最終納品先へ届ける部分を分けることで、車両手配や積載効率の改善余地が見えやすくなります。


ロジエンスでは、配送実績データ、納品先データ、拠点情報、車格、物流費をもとに、配送網の現状と改善余地を可視化します。
配送網は、単なる物流部門の問題ではありません。販売戦略、在庫戦略、顧客サービス、コスト構造に直結する経営テーマです。
物流コストを大きく変えたいなら、運賃単価だけではなく、配送網そのものを見直すべきです。