
物流コストを削減したいという相談は、多くの企業に共通しています
しかし、実際に確認してみると、物流費の総額は分かっていても、どこに改善余地があるのか分からないケースが少なくありません。物流費は年間でいくらか。前年より何パーセント上がったか。主要な運送会社ごとの支払額はいくらか。ここまでは把握できている企業も多いでしょう。
ただし、それだけでは改善にはつながりません。物流コストを下げるためには、費用を発生させている要因まで見える化する必要があります。
まず見るべき数字は5つです。
1つ目は物量です。出荷件数、ケース数、パレット数、重量、容積を把握します。物流費は物量と連動するため、物量変動を見ずにコストだけを見ると判断を誤ります。
2つ目は配送頻度です。同じ顧客に何回配送しているのか、少量多頻度になっていないかを確認します。配送頻度は車両台数と運賃に直結します。
3つ目は積載効率です。車両に対して、どれだけ積めているかを確認します。パレット枚数、重量、容積のどれがボトルネックになっているかを見ることが重要です。
4つ目は荷待ち・荷役時間です。荷待ちや荷役に時間がかかる現場は、運送会社にとって負担が大きくなります。結果として、運賃上昇や車両確保難につながります。
5つ目は顧客別・商品別の物流採算です。売上が大きい顧客でも、物流負荷が高ければ利益を圧迫している可能性があります。
物流コスト削減で重要なのは、何となく高いと感じることではありません。どこが、なぜ、どれだけ高いのかを数字で把握することです。
ロジエンスでは、物流費を単なる支払額としてではなく、物量、配送頻度、積載効率、荷待ち、採算性と紐づけて分析します。見える化は、資料をきれいに作ることではありません。意思決定できる状態にすることです。